“白い葉っぱみたいな花”で検索と花鳥風月
ワタクシ、ジンベエはブログを開始してから、なんだか毎回花の写真を載せている。
別に植物図鑑ブログを作ろうと思っているわけではないのだけど。
……人間の世界ばっかり見ていると疲れるから……
養老孟司先生の"花鳥風月"の話が好きなんだけど、①人間関係のポジティブ面、②人間関係のネガティブ面、③自然との関係のポジティブ面、④自然との関係のネガティブ面、の、4つの面をバランス良く感じることって大切なんだと思う。
うまくいかない人間関係に悩んで心身の調子が悪くなっている人は、上記の①と②ばかり気にかけていて、特に、②を気にし過ぎている、らしいよ。
④の自然との関係のネガティブな面、例えば悪い天候とか災害とかなんて、自分の意思とは関係無い。
私は、実のところ②の人間関係のネガティブな面だって、自分の意思とは関係無いことだと思う。
どんな花にも合う環境と合わない環境があるのと同じで、どんな人にも合う相手、合わない相手、合う環境、合わない環境…があると思うんだよねぇ。
ジンベエは今、凄く人間関係に悩んでいるわけではないのだけど、とりあえず毎日都市の中で人間に(すれ違うだけとかも含めて)会いまくるだけでも、結構疲労する。
人間いっぱい見すぎてるなー…って思うと、一年中ハイビスカスとブーゲンビリアが咲いていて、どこの家にもオレンジ色っぽいシーサーがいる、色鮮やかな沖縄に帰りたくなる。
まぁ、それは簡単にはいかないから、関東にもある鮮やかな花を見つけてみるのである。
さて、今日見つけたのは、
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花なのか?白い葉っぱなのか?と気になったこれ。
ハナミズキに似ているけど、ハナミズキはもっと丸っこい形で、これはとがった形をしている。
"白い葉っぱみたいな花"、で検索。
いくつかの候補の中に、自分が撮った写真と同じ花を見つけた。
名前は"ヤマボウシ(山法師)"。
ハナミズキと同じ、ミズキ科ミズキ属。
別名は"山桑"。中国名は"四照花"。
ハナミズキにやっぱり似てるけど、ヤマボウシは日本が原産、ハナミズキはアメリカからの外来種で、ハナミズキには"アメリカヤマボウシ"という別名もあるらしい。
白い花に見えるのは"総苞(そうほう)"という葉っぱに近いもので、真ん中にあるツブツブが本当の花。
このツブツブの丸いのを僧侶の坊主頭に見立て、4枚の白い総苞片を頭巾に見立て、比叡山延暦寺の"山法師"になぞらえて名前が付けられた、とのこと。
花言葉は"友情"。
この花言葉はハナミズキと関係があるんだって。
1912年に日米友好を願って、東京市(当時)が3000本のソメイヨシノの桜をアメリカに贈った。
このソメイヨシノがポトマック河畔に植えられ、毎年"全米桜祭り"が行われるのは日本でも知られている。
そして1915年、ソメイヨシノのお礼にアメリカから日本へハナミズキが贈られた。
ハナミズキの花言葉は"返礼"。
あらー、粋なプレゼントだこと。
…で、ハナミズキの"返礼"から連想して、ヤマボウシの"友情"という花言葉が作られたそうな。
日米の"友情"ってことかな?