ジンベエユルログ

ジンベエさんのユルいログ

リースにすれば大丈夫!背徳の蔓

お題「今日の花」

向かいのマンションの外に立つ木と、そのマンションが面してる背が低めの街路樹にからまっている…


コレ、は一体なんだろう?と。
こちらは昨日撮った写真。

今日見たら、


花が昨日より咲いていて、この花を手がかりに探せそう。

色々キーワードを考えたが、蔓だけどアサガオみたいな華奢なのじゃなくて、蔓になっている木なので、"木に巻きつく木"で検索。
花の写真が決め手となって発見。

これは、"ヤブガラシ(藪枯らし)"。
ブドウ科ヤブガラシ族。
別名"ビンボウカズラ(貧乏葛)"。

庭にいつの間にか生える雑草なので、花言葉なんか持ってるのかな?…と思ったが、なんと持っていた。

"不倫"、"攻撃性に富んだ"、"積極性のある"。
おお、背徳を感じる…!

ヤブガラシは、抜いても切っても、地下に広がる地下茎を完全に駆逐するのは難しく、少しでも地下茎が残っていると、次の春また新しい芽が出てきて、あっという間に繁殖してしまう。

花言葉は、そんな繁殖力旺盛な様子から出来たらしい。

藪枯らし、という名前だが、実際には藪は枯らさないそうだ。
多種多様、高い木から下草まで様々な植物が共存する森などには、ヤブガラシは生えないという。

下草がきれいに刈られていて、絡みつく物がある場所に生えやすいとのこと。

駆除が大変なしぶとい雑草とあったのだけど、調べてみると、農薬を使わずに駆除出来る方法を見つけた!

造園技師でNPO法人杜の会の副理事長の矢野智徳さんの指導によると、

ヤブガラシは役目を終えたと思えれば、必ず姿を消してくれます」

…らしい。

ヤブガラシに役目が終わったと思わせる方法は、"くるくるとヤブガラシの蔓を丸く束ねて地面に置く"、これだけ。

ヤブガラシの…いや、全ての草木の役目は、大地の再生なんだそうだ。
なんだか風の谷のナウシカ感ある。

それで、くるくるとクリスマスのリースのように巻いて置いておけば、ヤブガラシは、"私は大地を再生し切った"と思うらしい。

もし、久々に庭を見たらヤブガラシが大事な植木に渦巻いてる!と困っている人がいたら、試してみてほしい。