日日是好日!な花
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一軒家の花壇とか、公園とか、色んな場所で見かけるこの花。
ガーデニング界では相当人気な花なんだろうなと思い、家のすぐ近くの花屋さんの前を通れば名前が分かるだろうと…
予想通り、店先にそれは置かれていた。
名前は"ニチニチソウ(日々草/日日草)"。
あ、なんか聞いたことある。
確か、ずーっと咲いてるとかいう花だったかな?
あ、やっぱりそうだって。
初夏から晩秋まで次々に花が咲くから、"日々草"。
毎日元気に咲いてくれて、毎日お庭を賑わせてくれる、ガーデニングしてる人には便利な花なんだけど、毒がある。
"ビンカアルカロイド"と総称される10種以上のアルカロイドが含まれている。
その中には抗がん剤の材料になる物質もある。
人の役に立っているけど、食べると大変なことになるらしい…。
そんな、可愛い見かけに反したおっかない面も持っている花だけど、総じて花言葉は素敵。
"楽しい思い出"、"楽しい追憶"、"楽しい追慕"、"友情"、"揺るぎない献身"、"忘れ得ぬ思い"。
白い花には"生涯の友情"、ピンクの花には"優しい思い出"という花言葉もある。
…ん、可愛い見た目にしては、花言葉がちょっと切なげでもある。追慕とか。
追慕って、亡くなった人とか遠くに行っちゃって会えない人を懐かしむって意味だよね。
切なげなのは、仏壇に供える花として使われることがあるからみたい。
花が咲く時期が長いから、"ニチニチカ(日々花)"、"ソノヒグサ"、"チョウシュンカ(長春花)"、"シジカ(四時花)"、"ガンライコウ(雁来紅)"などの別名があり、また色鮮やかで人目をひくので、"オイランソウ(花魁草)"とも呼ばれるそうだ。
毎日新鮮なお花を次々に咲かせるって、ポジティブな感じがする。
日日是好日!な花なんだろうと思う。